自分で出来ることは自分でする、が全部正しい?
会社の業務を電子化しよう!となりました。電子化のシステム導入と共に、その他改革にも意欲的な2社のお話(フィクション)です。
A社:社員の1人がITに若干詳しく、このサービスを使えばそこそこの作れますよ!というので任せてみた。コストも最低限で良さげ。
B社:社内に出来る者がおらん、ということで、銀行さんに紹介してもらったプロの業者さんに託すことにしました。コストこそかかるけど、せっかくなのでと意欲的。
A社:自分たちでのシステム開発に力を入れ、苦戦しながらも何度も打合せを重ね、なんとかシステムが形にはなる。使い勝手は当初の期待通りそこそこいい。
B社:業者さんの選定に力を入れ、その結果とてもいい会社さんと契約が出来た。結果、電子化に留まらずに多方面で改革の提案を受ける。
A社:システムの運用開始。ここまでは順調だが、さて次の段階となるとさすがに知識や経験不足で展開が難しく、手がとまる。本来の仕事と平行作業でもあり、システムの開発はどうやらこれ以上はしばらく進まなそう。
B社:システムは完成して順調。プロの会社さんの提案通り、経営そのものの改革を進めることを決意。社長・社員共に定期的な教育を受け、意識改革を起き始めている。
A社:時間を見つけては出来ることからとにかく動いてみる!というこれまでの考え通り、その他改革も目に付いたところからどんどん進めてみる。目に見えた結果は出ていることの満足はしている。
B社:これまで通りの、まずやってみる、という発想から、計画・行動・確認・再度行動、のPDCAサイクルをプロの方に教わり、悩みながらまず計画を作ってみた。何となく明るい未来が見え来る。
A社:B社さんの話を聞く。あ~確かに自分たちに出来ることはたくさんやってみたけど、それ以上の事が出来てないなあ。システム開発1つ、もっと実現できることってあるのかも・・・、後悔こそないものの、違う考えに気づき始める。
B社:はっきりと、○年後に会社を○○にするという計画と現実性が見えた。あとは実行あるのみ!ダメからPDCA!だから勇気をもって実行できる。相談先もあって安心!
どちらの選択も正しくて、正解のない問題です。ただ、自分でするのが全て正しいというわけではない、という私の学びです。
いずれにせよ、結果が出るまで行動するのが、大切と感じています。
両社に明るい未来が待っていますように!